患者情報
60代 女性 バレエ
普段は週二回程度のレッスンをしていて年に数回の発表会にも参加している。
受傷状況:段差に躓き右足関節を内反捻挫、受傷4日後に来院。
患者要望:約2か月後の発表会に向けて治療と早期復帰。
検査所見
腫脹(+)血腫(+)前距腓靭帯、前脛腓靭帯の腓骨付着部で圧痛著明。
足関節背屈可動域制限、前方引き出しで不安定感あり。
画像検査:エコーにて関節部の血腫、fibrillar patternの乱れを観察
治療経過
初日~ 受傷4日目に来院。腫脹、血腫、熱感も残っており歩行時痛は軽度。 足関節の可動域制限。 炎症と疼痛緩和を目的とし鍼治療、マイクロカレント、アイシングを実施。 硬性材料と包帯で固定し安静を指導。 |
4日目~ 歩行時痛軽減し、日常生活動作も改善傾向。 足趾の運動、足関節のROMアップを目的としたリハビリ開始。 状態を見ながら抵抗運動をメインに筋発揮も徐々に開始。 |
7日目~ 歩行、日常生活での痛みは消失。 荷重負荷も入れたリハビリ開始。 徐々に強度を上げ、筋力強化+バランス強化。 |
14日目~ アスリハ開始。 ジャンプ動作も入れつつ、競技特性を意識したリハビリ開始。 制限を加えながら少しずつチーム練習にも参加。 セルフトレーニング、ストレッチの指導。 |
20日目~ チームレッスン完全復帰。 当院では足部の強化、パフォーマンス向上のためのトレーニングの指導を継続。 再発予防のため身体のメンテナンスも並行して行う。 |